ルール・マナー

散骨は自由にできるってほんと?

散骨は、「節度をもっておこなえば法的には問題はない」というのが現在の統一された見解です。しかし、現実には、さまざまな問題が指摘されています。

ルールやマナーに反するような散骨をおこない、まわりの人とのトラブルに発展したり、お客様の安全を守れない事業者によって、海洋散骨の最中に事故がおこる可能性もあります。

一般社団法人日本海洋散骨協会は、海洋散骨を請け負う事業者として、自らが遵守すべきガイドラインを策定するとともに、散骨をおこなうすべての方に、ルールとマナーを守っていただくようにお願いをしています。

散骨における「節度」って?

散骨の方法にかんしては、法的なルールはまだ整備されていないのが現状です。したがって、「節度をもっておこなう」という、その「節度」は、おこなう側の自主判断に任されているのです。

わたしたち一般社団法人日本海洋散骨協会では、以下のルール・マナーを、散骨されるすべての人に守っていただき、後世のためにも節度ある散骨をおこなっていただきたいと考えています。

●散骨は葬送を目的とし、場所や方法は、まわりの人の宗教的感情を十分に考慮しておこないましょう。
●海洋散骨をおこなう海域は、漁船や海上交通の要所を避けておこないましょう。
●お骨は形がお骨と分からない程度に粉末化しましょう。
●環境問題に配慮しましょう。自然に還らない副葬品を海に撒いてはいけません。

ルールとマナーを守ってよき葬送を

わたしたち一般社団法人日本海洋散骨協会の考える「節度」とは、「人に迷惑をかけない」ということが基本です。故人とご遺族、そしてまわりの人々が納得できる方法で、大切な方を自然にお還しいたしましょう。

このような場所での散骨はどうでしょうか?

散骨ポイント 可否 理由
湖や沼での散骨 × 湖や沼は水道の蛇口から出る水の水源です。ルールとマナー違反であり、社会的問題発生の可能性があります。
河川や滝での散骨 × 河川や滝も、水道の蛇口から出る水の水源です。ルールとマナー違反であり、社会的問題発生の可能性があります。
フェリ一や遊覧船・交通船からの散骨 × 一般のお客様が乗船されています。マナ一違反であり、船主から損害賠償の対象となる可能性があります。
海岸や浜辺や防波堤での散骨 × 漁業者、養殖場、海水浴場や海の家などから風評被害による民事訴訟の可能性があります。
湾内や近海での散骨 ほとんどの海洋散骨は湾内や近海でおこなわれていますが、岸から離れていても漁業場や養殖場の近くは避けなけ ればいけません。
外洋での散骨 公海上の所有権はありません。ただし、外洋であっても漁業場や航路は避けなければいけません。
空からの散骨 公海上や国有地山林などに空から散骨する場合には、事前にその場所がルールとマナーに反しないか確認しましよう。
海外での散骨 現地情報を正確に把握することが必要です。厳しいルールと罰則が設けられている国もあります。

遺灰を海に還すための環境対策

人が臨終を迎え、火葬された後に残る遺灰の主成分は「リン酸カルシウム」ですが、火葬の過程で、自然界ではほとんど存在しない「有害物質、六価クロム」が環境基準値を超えて生成されることが確認されております。

「六価クロム」は非常に強い酸化作用があり、環境破壊・皮膚や粘膜に付着すると皮膚炎や腫瘍、ガンの原因になる物質といわれています。環境基本法に基づく、水質汚濁に係る環境基準では、六価クロム」は1リットル当たり0.05mg以下に維持することが望ましいとされています。

海洋散骨施行情報のバックアップ

一般社団法人 日本海洋散骨協会では、加盟店で施行された海洋散骨の緯度・経度 ・日時の情報をバックアップ保存しております。
これは、海洋散骨を施行した事業者が万が一 、倒産などで事業を継続できなくなった場合にも、海洋散骨をおこなった方の情報を永続的に記録・保存し守るためです。

散骨ルールBOOK

散骨のルールとマナーをひとりでも多くの方に知っていただくために、小冊子『散骨ルールBOOK』をつくりました。上画像をクリックすると内容をご覧いただけます。

印刷された『散骨ルールBOOK』をご希望の方は、一般社団法人日本海洋散骨協会の加盟事業者に個別にご依頼ください。